最終更新日 : 7 Mar.2004
2004/2/24(火) - 3/2(火)
JA6PSE and JA6PSI
鹿児島県鹿児島郡十島村(宝島)
島内観光
一日中、無線ばかりでもいいのですが、観光をしないともったいないので、島を一周してみることにしました。行ったのは、国内がオープンしていなかった平日のお昼頃を狙いました。宝島は、周囲約13kmなので比較的楽に一周できます。出張所でレンタサイクル(200円/日)を借りました。島の南端には、荒木崎灯台があります。その近くには、平家の砦跡があります。
(左)荒木崎灯台
(右)平家の砦跡
島の南西には、観音洞という鍾乳洞があります。イギリスのスティーブンソンの小説「宝島」のモデルになったと言われている島で、キャプテンキッドが財宝を隠した洞窟があるという伝説があり、鍾乳洞から実際古銭が出てきたとのことです。
島の集落には、「イギリス坂」という坂があります。1824年イギリス船が島の牛を奪おうとして、島民が戦ったという場所です。これが、江戸幕府の異国船打ち払い令の原因になる重要な事件でした。
(左)鍾乳洞
(右)イギリス坂
イギリス坂を登ると宝島郵便局があります。今回は、荷物の配達・集荷、自転車の空気入れを探して頂いたりと大変お世話になりました。
宝島郵便局
島での日々
話は、無線の話題に戻って・・・。
暴風、豪雨、そしてアンテナ倒壊の危機
アンテナを上げた当日は、曇り空でしたが、風も無く快適でした、しかし3日目から風が強くなってきました。どうやら、前線が南下してきているようです。日を追うごとに風が強くなり、白波が立ち波もみるみるうちに高くなっていきます。歩くのもやっとという状態にまでなりました。心配なのはアンテナで、いくら8方向にステーを張っていると言っても、かなり傾いています。毎日、ステーのゆるみを確認して回ります。
一段3方向ステーしか張っていないバーチカルは、S字にしなっています。でも、不思議と倒壊しませんでした。釣り竿が受風面積が少ないのと、うまくしなってくれたからかもしれません。
そうこうしているうちに、夜明け前の4時頃に豪雨が降り出しました。あまりにもひどい暴風雨なので、懐中電灯で照らすと、14/21/28のHB9CVが上がっているポールが45°の角度に傾いているではないですか。もう、いつ倒壊してもおかしくない状態です。カッパを着て、懐中電灯をハンマーを手に外へ・・。なんと、風上のペグが2本抜けています。雨で地盤がゆるんで、さらに風でペグが飛んだようです。人が立っているのもやっとの暴風雨のなか二人でステーを張り直します。風が強く、カッパの機能をもはや、なしていません。びしょびしょに濡れて、終了です。ズボンの替えを持ってきていなかったので、かなり悲惨です。靴の中には、水がたまっています・・。そうこうしているうちに、再び大幅にポールが傾いています。またまた、暴風雨の中へ・・・。倒壊に至らなかったのは、同じポールに給電点が載っていた1.9/3.5のDPの張力が強かったからのようです。ちなみに、7MのDPの端を支えていたポールは、倒壊していました・・。
(左)強風で傾くアンテナ(部屋の中より撮影)
(右)しなるバーチカルアンテナ
突然の停電
クラスターに載ったようで、突然パイルアップになり、ウハウハで14MHzCWでパイルを捌いていると突然、照明が消え、RIGの電源が落ちました。一瞬電気の使いすぎか?と思い、ブレーカーを確認しました。結局、単なる停電のようで、数分後に回復しました。戻ってみると、他の局がCQを出していて、終了。呼んで頂いた方、申し訳ありません。
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